2021.02.20 17:43細川俊夫 線IIについて考えてること細川俊夫さんによる無伴奏チェロ曲「線II」に挑戦するのは2回目(2016年のマインドツリーvol.2で演奏)ですが、改めて取り組んでみてこの曲の難しさを感じています。何が難しいかというと、演奏によっては平坦な曲になり得る、ということです。この曲のもつ緊張感、空気感を表現するために、今自分が考えてるいることを3つ挙げてみます。AとE♭の音こ...
2021.02.13 10:11一柳Toshi伝説神奈川県民ホールに「Toshi伝説:共鳴空間」を聴きに行ってまいりました。鈴木優人:Afanfare -一柳慧の誕生日のための-(委嘱作品・初演) 一柳慧:ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム 一柳慧:ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」 一柳慧:交響曲第8番「リヴェレーション2011」指揮 鈴木優人vn 成田達輝東京フィルハーモニー管弦...
2021.02.10 17:03武満徹 オリオン について有名な曲ですが、僕も鳥羽さんも初挑戦。手探りでしたが、少しずつ方向性は見えてきました。下記は メモ・昨年末の堤剛先生のリサイタルでの演奏を聴いて、この曲の印象が変わった。それまでチェロはピアノの和声を漂うような?印象だったが、チェロが意志をもって、ピアノをリードしていくような印象を受けた。まずその点を鳥羽さんと共有しました。・Tempo ...
2021.02.02 03:17ピアノとの二重奏 進捗リサイタルにむけて、鳥羽亜矢子さんと初合わせを行いました!今回、ピアノとの二重奏は5曲。一人で練習している時には気づかないこと、また次回までに考えたい疑問なども多くありました。以下はそのメモのようなものです細川:リートIII僕は初めて演奏する曲、鳥羽さんは数年前、カサドコンクールでドイツ人参加者と共演したことがあるようです。ピアノと演奏す...
2021.01.29 16:13ローカス・オン・コロンビズ・チャコーナ・解決編前回、湯浅譲二さん作曲の「ローカス・オン・コロンビズ・チャコーナ」はアンシ・カルットゥネンが世界初演したのではなく、宮坂拡志さんだったのではないか?という記事を書きました。(2010年7月作曲、8月に秋吉台の夏で初演されたのでは、、という推察)これについて、秋吉台の夏の事務局を長年務められていた作曲家の河添達也さんにお尋ねしたところ、20...
2021.01.26 16:15ローカス・オン・コロンビズ・チャコーナリサイタルまで1ヶ月を切りました。少しずつ、取り上げる曲の紹介をしていきたいと思います。湯浅譲二先生の「ローカス・オン・コロンビズ・チャコーナ」2010年にフィンランドのチェリスト、アンシ・カルットゥネンが彼の妻の50歳の誕生日を祝うために31人の作曲家に新曲を委嘱しました。それは、最も古い無伴奏チェロ曲の一つ(ジュゼッペ・コロンビのチャ...
2021.01.22 14:33曲目について20世紀の邦人チェロ作品を弾いていくプロジェクト。第1回目は10曲演奏予定ですが、そのうち半分は早い段階で決定しました。まず、今までに演奏経験のある、湯浅譲二「内触角的宇宙IV」(vc,pf)一柳慧「コズミック・ハーモニー」(vc,pf)細川俊夫「線II」(vcソロ)を選びました。湯浅作品は現代音楽セミナー「秋吉台の夏」と、2019年に行...
2021.01.16 12:15メルキュール・デザール(Mercure des Arts)ウェブ音楽批評誌、メルキュール・デザール(Mercure des Arts)にて、2/26のリサイタルを注目のコンサートとして挙げていただきました!http://mercuredesarts.com/2021/01/14/select-concert-202102/以前より、リサイタルの批評を書いていただいております。自分の演奏会について...
2021.01.14 16:142/26(金)邦人作曲家による作品集今年から、新たなプロジェクトを始めます。(ピアノとの二重奏も含めた)邦人作曲家によるチェロ作品をアーカイブ化していく、という企画です。毎年1回のペースでリサイタルを行い、それを収録する予定です。その1回目は、5名の作曲家による無伴奏チェロ作品と、ピアノとの二重奏作品を1曲ずつの計10曲。武満さんは無伴奏作品を書いていないのですが、寺嶋陸也...
2021.01.05 23:26堤剛チェロリサイタル明けましておめでとうございます。昨年末、12/25に堤剛先生のリサイタルを聴きに、トーキョーコンサーツラボに行ってまいりました。プログラムは、8名の邦人作曲家によるチェロ無伴奏、もしくはチェロとピアノによる作品。ピアノは土田英介先生。