PROFILE

山澤慧のポリシー

チェロの可能性は無限大。

自分にしかできないことを追求したい。

昔から好奇心が旺盛だと、よく言われます。今その好奇心は、チェロの可能性を広げることに向かっています。

例えば、バッハの時代のチェロを演奏すること。

それから、20世紀以降に書かれたチェロのための作品を演奏すること。

また、ただ物珍しいことばかりに取り組むのではなく、ベートーヴェンやブラームスといった伝統的な作品にも、地道に勉強を重ねています。

現在は、藝大フィルハーモニア管弦楽団首席チェロ奏者や千葉交響楽団契約チェロ奏者として所属する他、これまでにないチェロアンサンブル団体「Cello Ensemble XTC」を結成し、そのメンバーとしても活動しています。

今の目標は「バッハ無伴奏チェロ組曲の全曲演奏会」と「ベートーヴェン弦楽四重奏曲の全曲演奏」をすることです。


山澤慧 Kei YAMAZAWA

東京都町田市出身。

東京藝術大学附属高校、同大学を経て、同大学院修了。 大学卒業時に同声会賞受賞、大学院修了時に大学院アカンサス賞受賞。

2012年、第10回ビバホールチェロコンクール第3位、第17回コンセールマロニエ21弦楽器部門第2位。2013年、第2回秋吉台音楽コンクールチェロ部門第1位。 2014年、第11回現代音楽演奏コンクール“競楽XI”第1位、第24回朝日現代音楽賞受賞。 

古典作品の勉強を地道に重ねながら、現代音楽の演奏や作曲家への委嘱を積極的に行い、チェロの可能性を探求し続けている。2015年以降、20世紀以降に書かれた無伴奏チェロ曲のみを集めたリサイタルシリーズ「マインドツリー」を毎年開催。2020年からは同シリーズの一環として、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲をテーマに据えたプログラムを6ヶ年計画で展開している。2021年には新シリーズ「邦人作曲家による作品集」をスタートさせた。

音川健二、藤沢俊樹、河野文昭、西谷牧人、鈴木秀美、山崎伸子の各氏に師事。

文化庁新進芸術家海外研修員として、フランクフルトにてアンサンブル・モデルンのチェロ奏者、ミヒャエル・カスパー氏のもと研鑽を積む。

藝大フィルハーモニア管弦楽団首席チェロ奏者、千葉交響楽団契約首席チェロ奏者。