武満徹 オリオン について
有名な曲ですが、僕も鳥羽さんも初挑戦。手探りでしたが、少しずつ方向性は見えてきました。下記は メモ
・昨年末の堤剛先生のリサイタルでの演奏を聴いて、この曲の印象が変わった。それまでチェロはピアノの和声を漂うような?印象だったが、チェロが意志をもって、ピアノをリードしていくような印象を受けた。まずその点を鳥羽さんと共有しました。
・Tempo I(八分音符=100ぐらい、チェロにはcon fantasiaの表記)とTempo II(八分音符=70ぐらい、チェロはespressivo、ピアノはdolcissimo)の違いをもう少し出したい。
・ゆったりとした曲の印象があるが、特にTempo Iは意外と運動性があって良いのでは?
・武満さんが「3にこだわった」という曲(オリオン座の三つ星)。拍の感じ方を三拍子でとると、そのTempo Iの運動性も出しやすいのでは
・たまに出てくる印象的な音(ピアノの四つの音、減5度の遠くに呼びかけるような音)を聴かせたい
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ところで、堤先生はこのオリオンを今までに3回収録されています。
2/26リサイタル前に堤先生にレッスンを受ける予定なのでその際に確認する予定ですが、
出版譜を見ながら堤先生の音源を聴いてみると、
23小節の後ろから4番目のD音を弾いていない(Fを付点四分音符で弾いている)
32小節の一番高音のCの音を堤先生はE(のフラジオ)で弾いている
62小節の初めの二つの音をピッチカートではなく弓で弾いている
のが出版譜と違います。
これは出版譜のミスなのか、それとも、、、(笑)
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