ラソファミレドシラ

コロナウイルスの影響で、第5回までのモーニングコンサートや、新卒業生紹介演奏会が中止になってしまいました。学生にとっては大きな目標でしょうから、気の毒に思います。

5/29に予定していた藝大フィルハーモニア管弦楽団の定期演奏会も残念ながら中止となりました。この演奏会では下記のプログラムを予定していました。

ペルト:ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌
R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調 ob 吉井 瑞穂
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
指揮 山下一史

アルヴォ・ペルトの"Cantus in memoriam Benjamin Britten"は作曲家ブリテンの追悼のために1977年に書かれた、弦楽合奏と鐘のための楽曲です。
「ラ」の鐘の音と、「ラソファミレドシラ」という下降する弦楽器の音形だけで構成されているにも関わらず、メッセージ性の強い曲だと思います。
初めて聴いたのは芸高生の時でした。高橋裕先生の印象的な授業でした。ラソファミレドシラしかないのにこんなに美しい曲になるのか、と感銘を受けました。

先日、裕先生に会ったときにあれは印象的な授業だった、と伝えたのですが覚えてませんでした

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