<チェロ独奏作品公募要項>マインドツリー2017
<公募要項>
・公募作品は、チェロ独奏のための作品とし、テーマを「チェロの新しい可能性」といたします。
・作品の形態は、チェロ奏者1人のみで演奏可能であること、演奏時間が約10分以内であることとします。
・2017年9月12日時点で10代・20代の方を対象に、お一人1曲に限りご応募いただけます。
・新作(これまでに発表/演奏のなされていない曲)に限りご応募いただけます。
・10代、20代の方からそれぞれ1曲選定し、2017年9月12日の「山澤慧チェロリサイタル-マインドツリー2017-」(代々木上原ムジカーザを予定)にて初演いたします。
・上記リサイタルにご参加いただけること、また、可能な限りそのリハーサル等にご参加いただけることを条件といたします。
・選定は演奏者の山澤慧により、上記テーマや条件等に合致しているかを基準として選定いたします。なお、選定のプロセスや理由等についてのお問合せにはお答えしておりません。
・選定は、10代、20代それぞれの年代で行い、第1次選考にてはじめに数曲を選定し、結果を応募者に通知いたします。
第1次選考通過曲は、山澤慧による演奏ないし演奏の録音により当該曲の応募者に聴いていただく機会を設けます。その後、10代、20代の応募曲からそれぞれ1曲を選定し、ウェブサイトにて公表いたします。
・応募手数料等はかかりません。また、いわゆるチケットノルマ等もございません。ただし、委嘱料、賞金等のお支払やリサイタル参加にかかる交通費等の支給は致しておりません。
<ご応募方法>
1)以下「ご応募フォーム」より必要事項をご送信ください。(2017年6月12日24時締切)ご応募フォーム≫
2)提出物を下記メールアドレス宛にご送付、もしくは下記住所宛にご郵送ください。
(メールの場合は2017年6月12日24時締切/ご郵送の場合は2017年6月12日消印有効)
【提出物】
・応募作品の楽譜データもしくはコピー1部 以上
*メールアドレス:
*住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-3-3 G1ビル7階 株式会社クロスアート宛(「応募曲在中」と表面にご記載ください)
<日程>(変更になる場合がございます)
・2017年6月12日 応募締切
・2017年6月中 第1次選考結果通知
・2017年7月中 最終結果通知
・2017年9月12日 山澤慧チェロリサイタル -マインドツリー2017-(選定作品初演予定)
<公演概要>
山澤慧無伴奏チェロリサイタル マインドツリー2017
2017/9/12(火)19時開演 代々木上原ムジカーザ
・川上統、中川統雄、福井とも子、高橋裕、福士則夫による委嘱新作
・10代、20代の作曲家による公募作品
<企画概要>
無伴奏チェロ曲はバッハ以降ほとんど書かれてこなかったが、20世紀に入ってから多くの作曲家が挑戦したジャンルである。よって、それらの作品を紹介するため、2015年から毎年、「マインドツリー」というシリーズタイトルで、特に20世紀以降に書かれた作品のみを取り上げた無伴奏チェロリサイタルを山澤慧個人の主催にて開催してきた。
しかし、それらリサイタルや日々の演奏活動を通じて、チェロ1台による表現の可能性はまだ多く残されていると実感している。
そこで、今回の2017年のマインドツリーは、さらにチェロの可能性を広げるべく、1945年以降に生まれた日本の作曲家、各世代計7名の作品を同時に初演したいと考えている。そのことにより、それぞれの世代が大切に考えているものや、その違いが見えてくるはずである。ひいては、本企画が日本の現代音楽史を俯瞰するという意義を帯びることも期待できる。
具体的には、私より上の年齢の作曲家5名には作品を委嘱したいと考えている。その選抜には、それぞれの世代を代表する作曲家の一人であり、なおかつ、私自身が無伴奏チェロ作品を演奏したいと考える5名とした。
一方、私より下の世代、すなわち10代、20代の作曲家の作品は公募とする。また、応募を考える作曲家のために、チェロ奏法のワークショップを事前に行う。これは、奏者が楽器の多様で効果的な使い方を積極的に提示することにより、作曲家がチェロ1台というフィールドにて最大限自身の世界を表現できるようにするための試みである。
委嘱・公募の際のオーダーは、「チェロの新しい可能性」である。これまで、ロストロポーヴィチや堤剛といった演奏家が、自ら作曲家に積極的に委嘱する事によりチェロの可能性を広げてきた。同じように、自らもチェロの新たなレパートリーの拡大に演奏家として貢献したいと考えている。
<主催>山澤慧
<後援>日本現代音楽協会
<制作>株式会社クロスアート
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